粟国ツアー鉄の掟を知っておこう！

２０２３年０１月２３日
週末は桜を見に行ってきました。
この週末から
桜祭りが始まった沖縄。
季節は確実に春へ向かっています。

さて先日から
ご案内させて頂いてる
粟国遠征ドリフトツアー
今回はその粟国ドリフトについて
少し詳しく説明させて頂きますね。

粟国島は那覇からおよそ１時間半
那覇から北西に位置しております。
ホテルお迎え時間は
AM４：３０分頃で
出港は５：００過ぎです。

その粟国島の「筆ん崎」という
ダイビングポイントでドリフトします。
島の南西側のポイントなので
北東の風もしくは北風が吹くと
水面は比較的穏やかです。

逆に南風、西風が吹くと
水面が荒れて
欠航になる可能性があります。
後は風の強さ次第です。

次は水中です。

基本的に４つの根があり
その周りを移動しながら
ツアーを行います。
ギンガメアジも
根周りにいることが多いです。
写真の地図は
かなり凝縮してますが
実際はかなり範囲は広いです。

そして今回のテーマになっている
粟国ツアー鉄の掟とは
粟国ツアーには細かいルールが
沢山ありその中で必ず
守らなければいけないのが
浮上可能エリアを守ることです。
不可能エリアで上がる事は
絶対許されない！！と考えておいて下さいね。

粟国島にも
ダイビングショップがあり
本島のショップと話し合いの中で
決められたルールです。
万が一そのルールを
破ってしまうと他の本島ショップが
今後粟国へ潜れなくなってしまう可能性が
無きにしも非ず
余程の緊急事態がない限りは
絶対に破る事が出来ない掟です。

流れの強さなどは
当日行ってみないとわからないです。
僕たちは
ドリフトダイビングをする際
必ず潮汐表を確認します。

これは潮が
どのように動いているか
確認するための表です。
満潮、干潮は
１日に２回あります。
干満の差（カーブの大きさ）は
月の引力で決まります。
大潮と言うのは
新月、満月
一か月に２回あり
干満の差が一番大きくなります。
短時間で沢山の水が動くので
大潮は流れが速くなります。
満潮に向かっている時間を「上げ潮」
干潮に向かっている時間を「下げ潮」
それにより流れの方向が変わります。

どこからエントリーして
どこで上がる
それはこの様な表をみたり
実際スタッフがチェックして
流れの方向、強さなど確認して
行っているのです。
慶良間などでは大体
この表通りで潮が動くのですが
粟国はこの表が当てになりません・・・
実際その時、出たとこ勝負です！
勿論潜る前にチェックは行います。

粟国島はおおまかに
上げ潮の時は南から北へ
下げ潮の場合は北から南へ
日によって角度は変わります。

上げ潮の日は比較的楽に
浮上可能エリアへ行けますが
下げ潮の日が問題です
粟国は上げ潮が入ると
ラッキーDAY
下げ潮が入ると厳しい戦い
そのように認識しておいて下さい。

水面の波
風向き
水中の流れ
これらを組み合わせると
北東の風でゆるやかに上げ潮
これが一番最高のコンディションです。

逆に厳しいのは
南西、もしくは西風で
強い下げ潮のダイビングとなります。

下げ潮の時に
３，４番の根の西側へ
流れに逆らいながら泳ぐ必要がある！
これが粟国＝上級者ポイント
と言われる理由です。
正直かなりハードな
ダイビングの日もあります。
２番の根の南側も
浮上可能エリアですが
ここは船長さんのOKが出た場合のみ
基本は３、４番の西側だと
思っておいて下さいね！

バラクーダフィンをお勧めしているのは
そういう理由があります。
逆流を少しでも楽に進めるからです。

その他のルールとしては
ギンガメアジを見る時のルール
潜る時間のルールなど・・・
潜れる時間が決まっているので
出港が早いのです。
ツアー参加時にまた
詳しく説明しましょうね！

まず必ず守らないといけないのは
浮上場所の鉄の掟！です。

それともう一つ
絶対に諦めない気持ちです！
勿論サポートはします。
でも、サポートにも限界はありますので
ツアー参加希望される場合
体調の管理
二日酔いしない
寝不足しない
酔い止め薬の準備なども
ツアーを最大限楽しんで頂ける為
器材の準備、体調の準備
忘れずして下さいね。

頑張ったその先には
必ず感動がある粟国ダイビング
頑張る価値は必ずあります！
行くぞ！粟国！！

プレフリ号粟国スケジュール