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ダイビングのいろは
2025.10.19

沖縄でダイビングライセンス(Cカード)取得/そもそも“指導団体”って何?

沖縄の青く澄んだ海に憧れて「自分もあの海の中を自由に泳いでみたい!」と思ったことはありませんか?

その夢を叶える第一歩が「ダイビングライセンス(Cカード)」の取得です。

ところで、ダイビングショップの説明を見ていると、

「PADI」「NAUI」「SSI」などの言葉をよく見かけませんか?

実はこれらはすべて「指導団体」と呼ばれるもので、Cカードの発行元なのです。

今回は、Cカードを取得するうえで知っておきたい「指導団体」について、わかりやすく解説します。

沖縄でライセンス取得を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも「指導団体」って何?

ダイビングの「指導団体」とは、簡単に言うと「ダイビングの教育カリキュラムを定めている組織」です。

つまり、ダイバーを育てるための学習基準・講習内容・安全ルールを世界的に統一している団体のことを指します。

それぞれの団体は、独自の教材や講習方法を持っており、修了するとその団体が発行するCカードがもらえます。

たとえば「PADIのCカード」や「NAUIのCカード」という形ですね。

どの団体も「安全にダイビングを楽しむためのスキルを身につける」という目的は同じですが、

講習の進め方や教え方のスタイルに少しずつ違いがあります。

Cカードを発行している主な指導団体

世界には数多くの指導団体がありますが、日本や沖縄で特に有名な団体を紹介します。

● PADI(パディ) – 世界最大のダイビング指導団体

PADIは、世界シェアNo.1を誇る指導団体で、なんと世界中のダイバーの約6割がPADIで認定されています。

日本国内でもほとんどのダイビングショップがPADIに加盟しており、沖縄でも圧倒的な人気を誇ります。

PADIの特徴は「わかりやすく・楽しく・安全に」。

初心者に優しいカリキュラム構成で、段階的にスキルを習得できるよう工夫されています。

世界中どこでも通用するCカードなので、海外旅行先でも安心して潜れます。

● NAUI(ナウイ) – 教育重視でじっくり学べる

NAUIは、アメリカで設立された老舗のダイビング教育機関。

「Diving Safer Through Education(教育によってより安全なダイビングを)」という理念のもと、

一人ひとりの理解度に合わせた丁寧な講習が特徴です。

スキルよりも「なぜそうするのか」という理論を重視するため、しっかり基礎を学びたい人におすすめ。

インストラクターの裁量が大きく、柔軟な講習スタイルが多いのもNAUIの魅力です。

● SSI(エスエスアイ) – 最新システムで人気上昇中

SSIはドイツ発祥の国際指導団体で、デジタル教材を使った学習システムが特徴です。

スマホやタブレットで学科講習を進められるので、忙しい社会人や旅行中の受講にもぴったり。

また、世界160か国以上に拠点があり、グローバル対応力も抜群。

オンライン管理が整っているため、Cカードの再発行やステップアップもスムーズに行えます。

● BSAC(ビーエスエーシー) – イギリス王室公認の伝統ある団体

BSACはイギリスの国立ダイビングクラブとして設立された歴史ある団体。

王室公認ということもあり、安全管理基準が非常に厳しく、レスキューやトラブル対応の教育に力を入れています。

日本ではやや少数派ですが、「しっかり安全管理を学びたい」「海外で活動したい」という方に向いています。

指導団体が違うと、Cカードの内容も違う?

結論から言うと、どの団体でもCカードの「資格レベル」はほぼ同等です。

たとえば、PADIの「オープンウォーター・ダイバー」と、NAUIの「スクーバダイバー」は同等のレベル。

どちらも水深18mまで潜れるようになります。

つまり、どの団体のカードを持っていても、世界中のダイビングショップで潜ることができます。

ただし、講習の進め方や教材、学科内容、インストラクターの教え方には個性があります。

そのため、どの団体を選ぶかよりも、「自分に合ったショップ・インストラクター」を選ぶことが大切です。

沖縄でCカードを取るなら、どの団体がおすすめ?

沖縄でダイビングライセンスを取るなら、PADIが最もおすすめです。

理由は次の3つ。

1. ショップ数が圧倒的に多い

 那覇や恩納村、慶良間諸島エリアなど、ほとんどのダイビングショップがPADI加盟店。

 どこでも受講しやすく、講習日程の融通も利きます。

2. 教材・システムが整っている

 PADIはオンライン教材「eラーニング」を採用しており、事前に学科を終わらせてから沖縄で実習だけ受けることも可能です。

3. 世界中で通用するCカード

 PADIのCカードはどの国のショップでも認識されており、海外ダイビングでも安心。

 「これから世界の海を潜りたい」という人にも最適です。

指導団体を選ぶときのポイント

講習を受ける前に、次のポイントを確認しておくと失敗しません。

1. 団体の信頼性と知名度

 世界的に通用するPADIやSSIなどを選べば安心。

2. 教材の使いやすさ

 紙教材よりデジタル学習が良いなら、SSIやPADIのeラーニングが便利です。

3. 講習スタイル

 短期集中で取りたいか、じっくり学びたいかによって最適な団体が変わります。

 PADIは2〜3日で取得可能、NAUIはやや時間をかけて学ぶスタイルです。

4. インストラクターとの相性

 最終的に教えてくれるのは人です。

 親切で丁寧に教えてくれるインストラクターがいるショップを選ぶのが一番大切です。

まとめ:指導団体は「海への入り口」を決める重要な選択

ダイビング指導団体は、あなたの“海デビュー”を支える教育機関です。

どの団体でも安全基準はしっかりしていますが、学び方や雰囲気には違いがあります。

沖縄でCカードを取得するなら、

世界で最も多くのダイバーが選ぶPADIを中心に、

自分の目的やスケジュールに合った団体・ショップを選ぶのがおすすめです。

美しい沖縄の海は、初めてのダイバーにとって最高の学びの場。

青く澄んだ海の中で呼吸をする感動を、ぜひあなた自身で体験してみてください。

ビットノット株式会社