R-STYLE OKINAWA R-STYLE OKINAWA

お問い合わせ
ご予約はこちら

Blog ブログ

ダイビングのいろは
2025.10.22

沖縄ダイビングライセンス(Cカード)取得/安価すぎるショップは要注意!

はじめに

青く透き通る海、色鮮やかな魚たち、心地よい南風——。

そんな最高の環境が整っている沖縄は、ダイビングライセンス(Cカード)を取得するにはまさに理想的な場所です。初めての方でも数日間の講習で世界の海を潜る資格を得られるため、毎年多くのダイバーが沖縄でCカードを取得しています。

しかし、インターネットやSNSで「沖縄 ダイビングライセンス 格安」と検索すると、びっくりするほど安い料金のショップを見かけることがあります。

もちろん、安くても丁寧で良心的なショップも存在しますが、「安すぎる料金設定」には注意が必要です。今回は、沖縄でCカードを取得する際に“安さの裏に潜むリスク”を詳しく紹介します。

Cカードとは何か?

Cカード(Certification Card)とは、ダイビング指導団体が発行する「認定証」のことです。

これを持っていると、世界中どこでもダイビングができるようになります。

指導団体にはPADI、NAUI、SSI、BSACなどがあり、基本的な内容はどれも共通しています。講習は主に以下の3つのステップで構成されています。

1. 学科講習(知識を学ぶ)

2. 限定水域(浅瀬やプールで練習)

3. 海洋実習(実際の海で潜る)

数日間の講習で安全に潜るための基礎知識とスキルを身につけられるのが特徴です。

「安すぎる」料金に潜むリスクとは?

沖縄ではCカード取得コースの相場が約5万〜7万円前後ですが、中には2万円台や「最安値保証」などを謳うショップもあります。

そうした安価なショップでは、次のような“見えない落とし穴”がある場合があります。

① 教材費・申請料・器材レンタル費が別途請求される

広告の料金はあくまで「基本講習料のみ」で、申し込んでから「教材費」「申請料」「器材レンタル代」が別にかかるケースが多いです。

たとえば以下のような追加費用が後から判明することも。

教材費:6,000〜10,000円

申請料:5,000〜8,000円

器材レンタル費:1日3,000〜5,000円

結果的に「安いと思って申し込んだのに、他店より高くついた…」ということも。

申し込む前に“総額でいくらかかるのか”を必ず確認することが大切です。

② 教材の使い回し・古い学習資料の再利用

格安ショップの中には、過去に使用された教材を再利用しているところもあります。

テキストが汚れていたり、旧バージョンで内容が古いままだったりすることも。

ダイビングの安全基準や器材の使い方、環境保護に関する知識は定期的に更新されており、古い教材では最新情報が学べません。

また、他の受講生が書き込みした教材をそのまま渡されることもあり、「これで大丈夫?」と不安に感じる方も少なくありません。

最新教材を使用しているかどうかは、講習の質を左右する重要なポイントです。

③ 短期間・詰め込み式の講習スケジュール

「1日でCカード取得可能!」などのキャッチコピーに注意が必要です。

Cカード講習は、浮力コントロールやトラブル対処法など、安全に潜るための知識とスキルをしっかり身につけることが目的です。

短時間で詰め込み式に行うと、理解が浅くなり、実際の海でパニックになる危険もあります。

信頼できるショップは、受講者のペースに合わせて講習を進め、「安全を第一」にしてくれるのが特徴です。

④ 大人数での講習による個別サポート不足

安価なショップは効率を優先するため、1人のインストラクターが多くの生徒を担当することがあります。

しかし、ダイビングは個人差が非常に大きいスポーツ。

耳抜きが苦手な人や、水中で緊張してしまう人もいます。

少人数制(2〜4名程度)で一人ひとりのペースに合わせて教えてくれるかどうかは、安心して学べるかを左右する大切なポイントです。

⑤ 古い器材を使っている可能性も

コスト削減のために、古くメンテナンス不足の器材を使っているショップもあります。

レギュレーター(呼吸器)やBCD(浮力調整具)は定期点検が必須ですが、それを怠ると水漏れやエア漏れなどのトラブルに繋がります。

信頼できるショップでは、器材の整備履歴や点検状況をしっかり管理していることが多いです。

講習前に「器材は定期整備されていますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

⑥ 経験の浅いスタッフが担当しているケース

格安ショップでは、繁忙期にアルバイトや研修中のスタッフが講習を担当する場合もあります。

海況が変わったり、受講者がパニックを起こしたときに冷静に対応できるのは、やはり経験豊富なインストラクターです。

公式サイトや口コミで、インストラクターの資格や実績をチェックすることをおすすめします。

価格だけでなく「信頼性」と「安全性」で選ぶ時代

沖縄でCカードを取得する目的は、“安く取ること”ではなく“安全にダイビングを楽しむ力を身につけること”です。

料金だけで選ぶよりも、次のポイントを重視しましょう。

教材・器材が新しく整備されているか

講習が少人数制で行われているか

料金が明確に表示されているか

スタッフの説明が丁寧で、質問にしっかり答えてくれるか

口コミで高評価が多いか

これらを確認することで、「安かろう悪かろう」のショップを避け、安心してライセンス取得ができます。

沖縄で学ぶCカード講習の魅力

沖縄の海は透明度が高く、初心者でもリラックスして潜れる穏やかなポイントが多くあります。

講習中にカラフルな魚やサンゴ礁を見ながら練習できるのは、まさに沖縄ならではの魅力。

また、Cカードを取得した後は慶良間諸島やチービシなど、世界屈指のダイビングスポットへチャレンジできます。

“学びながら楽しむ”ことができる環境が、沖縄の大きな魅力です。

まとめ:安さより「安心と安全」を選ぼう

Cカードは一生使える大切な資格です。

だからこそ、取得の第一歩は**「信頼できるショップ」**を選ぶことから始まります。

安いだけで選んでしまうと、後でトラブルや不安を抱えることにもなりかねません。

最新教材、整備された器材、経験豊富なインストラクター——。

これらがそろってこそ、本当に価値のあるライセンス取得になります。

沖縄でCカードを取得する際は、「安さ」ではなく「安全性と信頼性」を重視し、安心してダイビングを学べる環境を選びましょう。

それが、あなたの新しい海の世界への最高のスタートになります。

ビットノット株式会社