生理中にダイビングはしてもいいもの?

女性ダイバーが一番気になること、それは「生理中のダイビング」ですよね。
まことしやかに「生理の血の匂いでサメに襲われる」なんていう人もいます。
ですが、ガイドやインストラクターにも当然女性はたくさんいます。
「生理中のダイビング」が気になったら、ちょっと読んでみてください。

ダイビングの大前提は「無理をしない」こと
「無理をしない」ということは、ライセンスを取る際の学科でも必ず教えられますし、インストラクターからも指示が出ます。

女性には必ずついて回る毎月の「生理」も「無理」は禁物です。

女性の「生理」は個人差があって、全く気にならない人もいれば、毎回鎮痛剤を飲んで横にならなければ過ごせない人もいます。

後者の場合はもちろんダイビングなんて場合ではなくなるでしょうから、お休みしましょう。海は逃げません。

前者の場合も、「平気だから」と潜っても、気圧の関係でめまいや貧血を起こす場合があったりしますから、できれば生理開始から2~3日はお休みした方がいいかもしれません。

水中では、思わぬ冷たい流れに出会ったりして、お腹を冷やして体調不良につながったりすることがあります。

私は大丈夫だから、と思って潜ったとしても、水中で体調を崩してしまわないとは言えません、自分だけではなく、一緒に潜っているチームにまで迷惑をかけてしまうので、やはり「無理」は禁物です。

海は逃げませんから。

「生理中」のダイビングで気をつけることは?
ずばり、タンポンを使えるかどうか、が衛生上問題になるでしょう。

未だに抵抗がある人は、衛生上控えたほうがいいです。

ボートダイブの場合は、交換できるトイレが設置されていない場合も多いので、注意が必要。

「サメが寄ってくる」というのはあまり信憑性がありません。

世界的に見ても、ダイビング中のサメの事故というのはとても少ないのです。

むしろ、エキジットした時には海水で体が冷えていますので、暖かい飲み物を取るなどして、冷えを予防しましょう。

ボートダイブの場合は、休憩用の温かい紅茶が用意されていることが多いですよ!

楽しみにしていたツアーに予定日が重なりそう!
まとめてお休みを取って長期のツアーに、と思ったら、予定日が重なる!という緊急事態は良く聞きます。

女性ダイバーには切っても離せない切実な問題ですよね。

といっても、予定自体は急に立てる物ではないので、数ヶ月前からの余裕があることがほとんど。

そんな時は、婦人科で相談しましょう。

1ヶ月前などの直前の場合は厳しいこともありますが、2ヶ月前であれば、充分ピルで予定を変更できます。

そういった情報は、女性ダイバーには付き物なので、周りの友人に聞いて、ダイビングやピルでの周期変更に理解のある婦人科を訪れて、処方をしてもらうようにしましょう。

心配性の友人は、「ツアーの1週間後が予定なんだけど」とか言いながら、婦人科に相談して万全の体制でツアーを楽しむ準備をしていたりします、いい加減な私は尊敬!